オリバー・ツイスト
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オリバー・ツイスト
実は既に何度も映画化されている物語。
物語は、孤児のオリバー・ツイストが行く先々でいじめられ、
ロンドンまで逃げてきます。そこで少年スリ団の仲間にされ、
そこでまたひどい目に合わされてしまう。
観ていて面白かったことは面白かったけど、
描かれているだろうと思っていた事があまり描かれてなかった。
監督のロマン・ポランスキー。
少年スリ団の親方フェイギン。
実はこの2人にはある共通点がある。
何か分かるだろうか?
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それは、「ユダヤ人」であるということ。
ロマン・ポランスキー監督は「戦場のピアニスト」の監督でもあり、
「戦場〜」では戦争中のユダヤ人に対する残酷な運命を描いていた。
この「オリバー・ツイスト」も反ユダヤの代表的な作品だけど、
この映画では、そこの部分についてほとんど描かれていなかった。
だから、映画の本質である部分が欠落しているように感じてしまう。
それでも、ロンドンを再現した大掛かりなセットはすごいし、
オリバーを応援しながら観てたので、ほっとした良い映画だった。
ミュンヘン
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ミュンヘン
『報復は何も生まない』ことを切実に綴った映画。
1972年のミュンヘンオリンピックで実際に起こった悲劇で、
パレスチナゲリラがイスラエルの五輪選手団を襲撃し選手11人が死亡。
イスラエルはパレスチナに報復するため主謀者達の殺害計画を立てた。
つまり、報復のためこの襲撃に関わった人間を徹底的に殺していくのだ。
しかし報復を実行すると、さらにその報復として人間が殺されていく。
憎しみが憎しみを生みさらに憎しみを生む。
9.11テロにおけるアメリカの報復が
何の意味も生み出さなかったのと同じだろう。
そして映画の最後のシーンで画面奥の街並みの中に
ワールドトレードセンターとそっくりのツインタワーが見える。
テルアビブのワールドトレードセンタービルである。
この映画がアメリカのテロ事件への警鐘ではないかと感じられるし、
『テロと報復の無意味さ』というメッセージが込められているんだと思う。




